ゴルフ肘

ゴルフ肘

肘の内側が痛む

手首を動かすと肘が痛い

テニスのフォアハンドで肘が痛い

ゴルフのスイングで肘が痛い

1. ゴルフ肘は?

ゴルフ肘(ゴルファーズエルボー)というのは、肘の内側に痛みが出る症状です。ゴルフをしている人によく見られることから、この名前がついていますが、ゴルフをしていない人でもなることがあります。たとえば、日常生活で重たい物を持ち上げたり、繰り返し同じ動きをしたりすると、肘に負担がかかり、痛みが出てしまうのです。肘の内側には筋肉がついており、その筋肉が痛むことでゴルフ肘が発生します。

ゴルフ肘は、肘の内側にある腱や筋肉が傷つくことによって起こります。ゴルフのスイングを何度も繰り返したり、パソコンのキーボードを長時間叩いたり、さらには掃除や料理など、肘を酷使する動作を続けることで、肘の負担が積み重なり、痛みが強くなっていきます。

2. ゴルフ肘をほおっておくとどうなる?

ゴルフ肘をそのまま放っておくと、痛みが悪化してしまいます。最初は軽い違和感から始まることが多いですが、放置すると炎症が広がり、肘を曲げるのもつらくなります。さらに、肘だけでなく、手首や肩まで痛みが広がることもあります。ゴルフ肘の痛みがひどくなると、日常生活にも支障をきたし、ドアノブを回す動作やペットボトルのキャップを開ける動作など、簡単な動きですら痛みが伴います。

また、痛みをかばうために無意識に他の筋肉や関節に負担をかけてしまうこともあり、それがさらに別の部位の痛みや問題を引き起こす原因となることもあります。早めの対処が必要です。

3. ゴルフ肘改善ストレッチ方法

ゴルフ肘を改善するためには、筋肉の緊張を和らげるストレッチが効果的です。以下に簡単なストレッチを紹介します。

1. 手首伸ばしストレッチ

  • 片方の腕を前にまっすぐ伸ばします。
  • 手のひらを下に向け、もう片方の手で指を下に向かって引っ張ります。
  • 10〜15秒間そのままキープし、反対側の腕も同じように行います。
  • このストレッチは、肘や手首の筋肉をしっかり伸ばすことができます。

2. 肘回し運動

  • 肘を曲げた状態で、腕を外側と内側に回す動作を繰り返します。
  • 肘の関節が柔らかくなるので、ゴルフ肘の予防にも役立ちます。

3. 壁を使ったストレッチ

  • 壁に手をついて、手のひらをしっかりと伸ばしながら肘を軽く曲げます。
  • 肘や手首、肩の周りの筋肉が伸びて、筋肉の緊張を和らげます。

これらのストレッチは、毎日行うことで筋肉を柔らかくし、ゴルフ肘の痛みを軽減する効果があります。ただし、無理をしないように注意しましょう。

4. ゴルフ肘の施術について

ゴルフ肘を改善するためには、柔道整復師による施術が効果的です。柔道整復師は、身体の仕組みに詳しく、筋肉や腱、関節の状態を丁寧に確認しながら治療を行います。主な施術方法には以下のようなものがあります。

1. 手技療法

  • 痛みの原因となっている筋肉や腱の硬さを手技でほぐし、血流を促進します。これにより、炎症が和らぎ、痛みが軽減します。

2. 温熱療法

  • 肘の内側に温かいタオルやホットパックを当てることで、筋肉のこわばりを取り、リラックスさせます。温熱療法は、血行を良くして、治癒力を高める効果があります。

3. テーピング

  • テーピングは、肘の筋肉や腱をサポートし、負担を減らすために使われます。痛みの軽減だけでなく、再発予防にも役立ちます。

4. リハビリテーション

  • 痛みが和らいできたら、柔道整復師と一緒にリハビリテーションを行います。筋力を回復させるための運動や、正しい姿勢を保つためのトレーニングを取り入れることで、再発を防ぎます。

ゴルフ肘の治療は早期に始めることが大切です。痛みを感じたら、無理をせず、すぐに専門家に相談しましょう。柔道整復師の施術を受けることで、痛みが和らぎ、日常生活を快適に過ごせるようになります。

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