腰椎椎間板ヘルニア

お尻や足にシビレがある

腰や足に力が入らない

足の感覚がにぶい

ずっと痛みが引かず不安になる

腰椎椎間板ヘルニアは？

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の下のほう、腰の部分にある椎間板というクッションが飛び出してしまう病気です。椎間板は、背骨と背骨の間にあって、体を動かすときの衝撃をやわらげる役割をしています。でも、無理な体勢を続けたり、重いものを持ったりすると、この椎間板がずれて飛び出してしまうことがあります。これが腰椎椎間板ヘルニアです。

飛び出した椎間板が神経を圧迫すると、腰やお尻、足に痛みやしびれが出ます。ひどい場合には、立ち上がることができなくなったり、足が動かなくなったりすることもあります。

腰椎椎間板ヘルニアをほおっておくとどうなる？

腰椎椎間板ヘルニアを放置すると、症状がどんどん悪化する可能性があります。最初は軽い痛みやしびれで済むこともありますが、時間がたつにつれて、動くたびに強い痛みが走るようになったり、長時間座っていられなくなったりします。さらに悪化すると、足の筋肉が弱ってしまい、歩くのが難しくなることもあります。

痛みが続くことで、日常生活や仕事にも支障が出るため、早めの対処が大切です。長い間放置すると、神経がダメージを受けてしまい、元に戻るのが難しくなることもあります。

腰椎椎間板ヘルニア改善ストレッチ方法

腰椎椎間板ヘルニアを改善するためには、無理のない範囲でストレッチを行うことが大切です。簡単にできるストレッチを紹介します。

猫のポーズ
四つん這いになり、背中を丸めるようにします。このとき、息を吐きながらゆっくり背中を伸ばしていきます。その後、息を吸いながら背中を反らせます。この動きを繰り返すことで、腰の筋肉をほぐし、痛みを和らげる効果があります。
ハムストリングスのストレッチ
床に座り、片足を伸ばして、もう片方の足の裏を膝の内側につけます。伸ばした足のつま先に向かって体を前に倒します。このとき、無理に曲げず、気持ちよく伸びるところでキープしましょう。太ももの裏の筋肉を伸ばすことで、腰への負担を減らします。
膝抱えストレッチ
仰向けに寝て、両膝を抱えるように胸に引き寄せます。このポーズで腰回りの筋肉をリラックスさせ、腰の痛みを和らげます。

これらのストレッチを毎日少しずつ行うことで、腰椎椎間板ヘルニアの改善を助けることができます。ただし、痛みが強いときは無理せず、専門家に相談することが大切です。

腰椎椎間板ヘルニアの施術について

柔道整復師の治療では、腰椎椎間板ヘルニアに対して体に負担をかけずに治療を行います。具体的には、体のゆがみを整えることで、椎間板にかかる圧力を軽減し、神経への負担を減らす施術を行います。背骨や骨盤の位置が正しくなることで、体全体のバランスが良くなり、痛みの原因を取り除くことができます。

また、筋肉の緊張を和らげるためのマッサージや、痛みを和らげるための電気治療も行います。さらに、日常生活での体の使い方や姿勢のアドバイスも行い、再発を防ぐためのケアをサポートします。

腰椎椎間板ヘルニアは早期の治療と適切なケアが大切です。症状が悪化する前に、柔道整復師の専門的な施術を受けることで、痛みを軽減し、日常生活を快適に送ることができるようになります。もし腰に不調を感じたら、早めに相談してみましょう。