頸肩腕症候群

頸肩腕症候群

パソコン操作をしてくると腕が痺れてくる

リュックを背負うと腕がだるくなる

うつ伏せでスマホを操作してると指先まで痺れる

字が書きづらい

1. 頸肩腕症候群の症状について

頸肩腕症候群（けいけんわんしょうこうぐん）は、首から肩、腕にかけての痛みやしびれを感じる症状です。柔道整復師として、この症状は、長時間のデスクワークやスマートフォンの使いすぎ、悪い姿勢などが原因で、筋肉や神経に負担がかかることで起こると考えられます。首や肩、腕に重だるい感じがしたり、動かすと痛みが走ったりすることがあります。また、ひどい場合には手がしびれて物をうまくつかめないこともあります。

2. 頸肩腕症候群とは？

頸肩腕症候群とは、首（頸部）、肩、そして腕にかけて現れる痛みやしびれ、筋肉の張りなどの症状が集まった状態を指します。特に、デスクワークやスマートフォンの使用、長時間同じ姿勢を続けることが主な原因です。これらの動作は、首や肩周りの筋肉を緊張させ、血流が悪くなるため、結果として痛みやしびれが現れます。さらに、頸肩腕症候群は、ストレスや疲労も影響を与えるため、日常生活の中で注意が必要です。

3. 頸肩腕症候群をほおっておくとどうなる？

頸肩腕症候群を放置すると、症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。初期のうちは軽い痛みやしびれだけかもしれませんが、時間が経つにつれて、症状が進行し、首や肩、腕の動きが制限されるようになることがあります。例えば、腕が上がらなくなったり、重い物を持つのが困難になることも考えられます。また、痛みがひどくなることで、夜眠れなくなり、睡眠不足からさらなる体調不良を引き起こすこともあります。そのため、早めの対策が必要です。

4. 頸肩腕症候群ストレッチ方法

頸肩腕症候群を予防するためには、日常的にストレッチを行うことが効果的です。以下は、自宅で簡単にできるストレッチの方法です。

1. 首のストレッチ
   座った状態で背筋を伸ばし、右手で左耳の上を軽く押さえ、ゆっくりと右肩に向かって首を傾けます。10秒間キープした後、反対側も同様に行います。このストレッチは、首の筋肉をほぐし、緊張を和らげます。
2. 肩甲骨のストレッチ
   両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せるように腕を後方に引っ張ります。この姿勢を10秒間キープし、ゆっくりと戻します。このストレッチは、肩周りの筋肉を伸ばし、血流を促進します。
3. 腕のストレッチ
   片方の腕をまっすぐ前に伸ばし、反対の手で手首を掴みます。手首を引っ張るようにして、腕の筋肉を伸ばします。10秒間キープした後、反対側も同様に行います。これにより、腕の筋肉の張りを和らげることができます。

5. 頸肩腕症候群の施術について

柔道整復師として、頸肩腕症候群の施術は、患者様一人ひとりの症状や原因に合わせた適切な治療が重要です。当院では、まずカウンセリングを行い、日常生活での姿勢や習慣を確認します。その上で、手技療法を中心に、筋肉の緊張を和らげるマッサージや関節の動きを改善する矯正を行います。また、患者様ご自身が自宅でできるストレッチや生活習慣の改善アドバイスも提供します。早期の施術により、症状の改善が期待でき、再発防止にもつながります。