手根管症候群

手根管症候群

手が痺れてつらい

最近手の動きが鈍くなった

手先が器用に使えない

ボタンがうまくつけれない

手根管症候群とは?

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)は、手のひら側にある「手根管」という小さなトンネルで、神経が圧迫されてしまう状態のことです。この手根管には、指を動かすための腱(けん)や、手の感覚を伝える「正中神経(せいちゅうしんけい)」が通っています。何らかの原因で手根管が狭くなったり、腱が腫れたりすると、この神経が圧迫されて手がしびれたり、痛みが出たりします。特に、親指、人差し指、中指に症状が現れやすいのが特徴です。

たとえば、パソコン作業やスマホを長時間使う人、手をよく使う仕事をしている人がなりやすいといわれています。また、更年期の女性や妊娠中の女性もホルモンバランスの変化で発症しやすいことがあります。


手根管症候群をほおっておくとどうなる?

手根管症候群をそのままにしておくと、症状がだんだん悪化してしまいます。初めは「手がしびれる」程度だったものが、次第に「強い痛み」や「物をつかみにくい」といった問題が出てきます。さらに進行すると、親指の付け根の筋肉がやせ細り、握力が落ちることもあります。

正中神経が長期間圧迫されると、神経がダメージを受け、治るのに時間がかかることがあります。日常生活に支障が出てしまうので、早めの対応が大切です。


手根管症候群改善ストレッチ方法

手根管症候群の予防や改善には、手首や指のストレッチが役立ちます。以下の方法を試してみてください。

  1. 手首のストレッチ
     手を前に伸ばして、反対の手で指先を軽く引っ張ります。手首をゆっくり反らせ、10秒間キープします。その後、手首を下向きに曲げて同じように10秒キープします。
  2. 指のストレッチ
     手を広げ、指と指の間を伸ばします。その後、指を軽く丸める動きを繰り返します。これを1セット10回行います。
  3. 握力アップのエクササイズ
     柔らかいボールやタオルを握って、少しずつ力を入れる練習をします。これにより手首や指の筋肉を強化できます。

ストレッチは無理をせず、痛みを感じたら中止してください。毎日少しずつ続けることで、症状の改善が期待できます。


手根管症候群の施術について

柔道整復師の施術では、手根管症候群の原因にアプローチし、痛みやしびれを和らげることを目指します。具体的には以下のような方法を行います。

  1. 手首の関節調整
     手首や指の関節の動きを調整し、正しい位置に戻すことで手根管への圧迫を軽減します。
  2. 筋肉の緊張をほぐす
     腕や肩周りの筋肉を柔らかくすることで、血流を改善し、神経への負担を減らします。
  3. テーピングやサポーターの活用
     手首を安定させるためにテーピングやサポーターを使い、負担を減らします。
  4. 日常生活のアドバイス
     作業の合間に休憩を取ることや、手の使い方を工夫する方法をお伝えします。

手根管症候群は早期発見・早期治療がカギです。症状に気づいたら、ぜひ接骨院での施術を受けてみてください。あなたの日常生活をサポートします!

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