TFCC損傷
TFCC損傷
料理中包丁を使う時に痛みが出る
ドアノブを回すお時に手首に痛みや、不安感が出る
手首を小指側に曲げたり、押さえたりすると痛みが出る
ビンの蓋が痛みで開けにくい
1. TFCC損傷とは?
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は、手首の小指側にある柔らかい組織が傷ついた状態のことを指します。この組織は、手首をスムーズに動かしたり、体重を支えるときの衝撃を和らげるクッションのような役割を持っています。たとえば、スポーツで手をついたり、重い物を持ち上げたりしたときに負担がかかることで損傷することがあります。
主な症状としては、小指側の手首に痛みを感じる、手を回す動作がつらい、力を入れるときに違和感があるなどがあります。場合によっては、腫れや握力の低下を感じることもあります。
2. TFCC損傷をほおっておくとどうなる?
TFCC損傷をそのままにしておくと、症状が悪化する可能性があります。たとえば、手首の痛みが慢性化し、普段の生活や仕事で不便を感じることが増えるかもしれません。また、損傷が広がると手首の動きがさらに制限されることもあります。
さらに、手首をかばうような動作が増えることで、肩や肘、さらには背中にまで負担がかかり、別の痛みを引き起こすこともあります。早めに適切な対処をすることで、症状を軽減し、快適な日常生活を取り戻すことができます。
3. TFCC損傷ストレッチ方法
TFCC損傷を改善するためのストレッチをいくつか紹介します。ただし、痛みが強いときは無理をせず、専門家の指導を受けながら行いましょう。
- 手首の回旋運動
座った状態で腕をまっすぐ前に伸ばします。手のひらを上に向けた状態から、ゆっくりと下に向けていきます。この動作を5〜10回繰り返します。手首の動きを改善し、血流を促します。 - 軽い握力運動
柔らかいボールやタオルを使い、ゆっくり握ったり開いたりします。この動作を10回程度繰り返し、手首まわりの筋肉を鍛えましょう。 - 手首の伸展ストレッチ
片方の手で、もう片方の手の指を持ち、手首をゆっくりと後方に引っ張ります。約10秒間キープし、反対の手でも同様に行います。
これらのストレッチは、無理をしない範囲で毎日少しずつ続けることが大切です。
4. TFCC損傷の施術について
柔道整復師の資格を持つ施術者は、TFCC損傷に対して手技療法やテーピング、特殊な機器を使った施術を行います。手技療法では、手首の周囲の筋肉をほぐし、関節の動きをスムーズにすることを目指します。また、テーピングで手首をサポートし、負担を軽減します。
さらに、症状や生活習慣に応じて個別のアドバイスを行います。たとえば、仕事中の姿勢や日常生活での手首の使い方を改善するための指導を行うこともあります。
早期に適切な施術を受けることで、症状の改善が期待できます。TFCC損傷にお悩みの方は、ぜひ当院に相談してみてください。